REAL HOPE Ⅰ
まだ買ったばっかりなのに……
私が半泣き状態で携帯を見つめていると
「どうした」
レツは本当に早くお風呂をあがってきたらしく
右手にもっていたドライヤーをベッドサイドのコンセントへと差し込む
「携帯壊れた…」
手招きをしていたレツに近ずいて携帯を手渡すと、カチカチと操作をする
でも、もちろん動かない
まぁもとからあんまり友達いないし、連絡するのなんて基本
レツ ハルマ ツカサ ミサキの四人ぐらい…
「まぁいらないと言ったらいらないんだけどさぁ」私がそう呟くと
「それは俺が困る。明日土曜だし携帯買い行くぞ」
、私の髪にドライヤーの暖かい風が流れた。