REAL HOPE Ⅰ



私の髪が乾かし終わった後、レツからドライヤーを取ると


金メッシュの綺麗な髪に触れた。



いつも軽くセットされている髪がぺっちゃんこで何だか変な感じがして新鮮だ。




私があてたドライヤーの風がふわふわとレツの髪をゆらして、短いからか

あっという間に乾ききった、



今日はやっぱりいつもと違う。


この前はどっちがベッドで寝るか言い合いになったのに


今は当たり前みたいにベッドに入ったレツが私に手招きをする




「来いよ。」



その声に一度だけ心臓がドキンッと高鳴ったのが分かる。



「うん、」






< 224 / 302 >

この作品をシェア

pagetop