REAL HOPE Ⅰ
「おい、ジュン」
「……ん?」
溜まり場のソファーでうとうとしていた私の肩をレツが軽くつつく
「携帯鳴ってんぞ。」
うっすら目を開けると、テーブルに置いてある私の携帯がチカチカと光っていて
点滅ライトの色からして、多分電話……
手に取った携帯のディスプレイには【ミサキ】の文字
せっかく寝れそうだったのにミサキの奴なんの用だよ……―
「なに~?」
第一声不機嫌な私の声にミサキは気にする事もなく
『テレビでロードライト出てるぞ、』
「へ?え、まぢ!!?」