REAL HOPE Ⅰ



「さすがミサキ!!私の事良く分かってる。わざわざ連絡ありがとー!!!」




テレビを見終わった後、ニコニコと受話器に向かって話しかける




『今度おごれよ~』



「おっけー!!」




携帯を切った後、満足そうに深くソファーへ座った



「さっきのバンド好きなの?」



「うん好きー!!」




ハルマは散らばった雑誌を片付けながら私に笑顔を向ける。




だからレツが不機嫌になっていたなんて気付くはずもなく……




この時は全く気にしていなかった。





< 237 / 302 >

この作品をシェア

pagetop