REAL HOPE Ⅰ
なかなか返事をしない私に総ちゃんは「…ジュンちゃん」心配そうにしている
この気まずい空気にまきこんでごめんね、
レツはしびれを切らしたのか、後ろから私の腕を引っ張った
「来い」
「嫌だ!!」
私は引かれた方とは反対に体重をかけて、レツに対抗する。
だけど最強総長様にはそんなのアリの力と同じらしく、ぐんぐんと私を引っ張っていった。
レツは鉄製のドアから倉庫をでると、私の手を離してジッと見つめてくる
今日は最悪な事に倉庫のシャッターが閉まっている…もはや逃げる道はない
嫌だ。聞きたくない