REAL HOPE Ⅰ
「ふーん、でもそれ危なくない?」
オレンジジュースをガラステーブルにこつんと置くとハルマに視線を戻した
「ジュンちゃんは優しいね。でも大丈夫、それが俺やレツ 他の奴らの生きがいだからさ」
ここでも出てきた男のロマン
どうやら暴走族はロマンと言うやつで出来ているらしい…
「そっか、なら良いけど」
私は気が付いていなかった。
少しの興味と少しの好奇心、彼らの言うロマンとやらを一緒に見たいと思いだしている自分に…―