REAL HOPE Ⅰ
店に入った時間と何ら変わりなく光続けるネオンの山
静かなのにどこか騒がしく響く夜の繁華街。
いるのはヤンキーやら不良やら
夜の住人であるきらびやかな衣装をまとって仕事をする人達
かったるそうにその中を歩く私は、周りからどんなふうに見えているのだろう
家出娘
援交帰りの女子高生
ナンパ待ちなバカな女
そんなのどうだっていい。あの家にさえいなければ良いんだ
ドンッ
「いってーな、」
いきなりぶつかられた肩にイチャモンをつける男
そっちがぶつかってきたくせに良く言う。
あきれてため息がでるのは、相手の男が馬鹿だって思うから
「なんだよ女じゃん。ヒマなら俺らと遊ぼうぜ」
ニタニタしている目の前男は、どこまでも低知能そうで笑えてしまう