ココロの鍵
「美砂!!」
蓮さんはあたしの姿を見た瞬間抱きしめた。
「蓮さん…ごめんなさい…」
「もう平気だ、あの女どもはもう美砂の前に現れない。」
「美砂ちゃん見つかってよかった~!」
「潤さん…迷惑かけてごめんなさい。」
あたしがいなくなっただけでこんなに心配してくれるなんて…
また止まった涙が溢れ出してしまった。
「美砂!?どうした?」
「いえっ…うれしくて…あたしなんかのためにっ…!」
蓮さんは微笑んでさらに強くあたしを抱きしめてくれた。