星の瞬く時間に

相変わらず雨は降り続いており、
静かな部屋に雨音だけが響く。

一定のリズムで音を奏でる雨が
心地よく、意識が薄れ始める。


もう何も考えたくないし、寝てしまおう。


連日の夜更かしも手伝って、
猛烈な勢いで夢の世界へと引き込まれる。


手放していく意識の中で、
優の顔が浮かんで、消えた。



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