あなたとワタシ
そして高級料理が次々と目の前にならんで行った。


それに見とれていると、


「どうぞお口にあうかわかりませんが食べてください。」


と言われた。


「はい。
いただきます。」


そして食べながら色々話していた。


東宮財閥は世界一の業績を誇る企業である。

うちも洋服や内装・家具などほとんどが東宮の品。

それに何度か提携させてもらいそのおかげでブランドの知名度が上がった。


だから今日はとても緊張してる。こんなに緊張するのは初めて。

だいたい接待など営業は専務である私の親友の柚(ユズ)と弟で副社長の恭輔(キョウスケ)がしてくれている。

私はほとんど人前にはでない。東宮会長みたいな大物は別だけど…

そんなふうに思っていた時だった。


会長がこんなことを口にした。


「高松社長。一つお願いがあるんだが聞いてくれないかね?」





< 6 / 20 >

この作品をシェア

pagetop