夏の夢・夏の香り・私のトナリ
「それにしても、メルも大変だよな?…ルキトって男と婚約しろだなんてさ…」

「私のこと何か、何も考えてないのよ……隣のメビウス星のルキト王子と結婚すれば、国が大きく出来るから…結局、自分のことしか考えてないのよ」


メルメルは、苛立つように、吐き捨てた。

そんな辛い思いをしてたなんて…
俺は胸が痛んだ。
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