君と出会えて
一目惚れ…

賛否両論さまざまだけど、あたしはどっちかっていうと有り得ないって思っているほうだった



けど、自分が実際してみると…

なんか、時間をかけて好きになるよりいいなーなんて思えた


時間をかけすぎると、相手のいいところも沢山見れるけど、悪いところも同じだけ見えるからね…


「未来、えーとねーこの怖い男の子達はあたしのいとこの彼氏の友達!

前、一緒に遊んでね今日も遊ぼうってことになったんだ」



遠くであおいの声が聞こえていたけれど、正直あおいと彼等の関係なんてどうでもよかった



今あたしが知りたいのは彼のことだけ


それほど、彼はかっこよくてあたしを夢中にさせたんだ


「よろしくなっ!」


もう一人の人がニコニコと笑いながら、あたしにあいさつしてきた


それにつられるようにあたしも笑顔で軽く頭を下げた


「あっえーっとねーまだ名前言ってなかったよね?

この子、未来って言うんだ」


「へー、いい名前だね」

今話しかけて来たのは、かっこいい方の彼

まあ、こんな言い方は変だけど…


あたしの頬は自分でもわかるくらいみるみる紅潮していった


「ありがとう…ございます」

「別に敬語じゃなくていいよー

俺ら、たぶん同い年だし」



同い年か…

あたしは彼について少しだけでも知れたことが、すごく嬉しかった
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