君と出会えて
「隼人…うちら何組だと思う?」

「そんなの俺に聞くなよー俺だって知りたいんだから」



あれっ?
あたしたちさっきも同じような会話したような―


気のせいだよねっ!
うん…気のせい




あたしは人込みを掻き分けて、クラスが書いてある紙を見た



1組…2組…3組…4組…5組…6組…


(あっあった)


「ねえ、隼人何組だった?」


「えっ?俺は6組だった。未来は?」



「あたしは7組!なんか微妙に近いね」



「俺、クラスに誰も知ってるやついなかったー」


「あたしは、あおいがいたよー

今日は来てないけどね…」



あおいとは、家が近所っていうのもあって、中学から仲がよかった

ただ今日は

"入学式とかめんどくさい"


とのことなので、学校は休み



あおいにメールしなきゃ


そう思ったあたしは、

ストラップのたくさん付いた携帯を、かばんから出して電源を入れた



電話帳からあおいの名前を出したあたしは、メールを送った

――――――――――――
同じクラスだったよ(>_<)
隼人とは違うけどね…"
――――――――――――

なぜあおいに隼人のことまではなすのかって?



それは…
< 3 / 22 >

この作品をシェア

pagetop