中途半端なオトコマエ!
「はあ」

オレは、生返事をした。

なんとなく、うさんくささを感じたのだった。


「そこで、北川さんにも、この夢応援プロジェクトに参加していただきたいんです。

もちろん、歌手をめざす若者として。

それから、全体のリーダー的な存在として」

「無理ー! ちょ、ちょっと、リーダーは、無理っぽいですよお」

オレは、思わず叫んだ。


「いいじゃない。あなたなら、大丈夫」

「無理だって。オレはリーダーの器じゃない」

「リーダーは無理? じゃ、普通のメンバーならいい?」

「はあ、メンバーくらいなら」

「はい、じゃ、そういうことで」









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