短編集
第二話:魔法のコトバ
「いらっしゃいませー」
私、日向 みなみはある雑貨やさんでバイトをしています!
中学からバイトに憧れていて、
高校生になった今、とりあえず近所の雑貨やさんでやろうということで
軽い乗りで面接を受けると、あっさりと採用されてしまいました
想像とは違い、バイトは大変だけどなんとか続けています…
カランカラン
「いらっしゃいませー」
ドキっ
(うわあ…
めちゃめちゃかっこいい
年上…かなあ?)
今入ってきたお客さん
髪は茶色がかった黒
服はジャージにTシャツ
正直ぱっと見、不良…
けど…あたしの心はとてもどきどきしていた
ずっとあたしが見とれていると、彼があたしに近づいて来た…
どきっ
「あのー…」
少し低めの声…
あたしこの声…好きかも
「あっはい!」
「灰皿ってどこにあります?」
見た目とは想像がつかないほど、丁寧な言葉遣い
どきどき
あたしの心は収まることを知らなかった
こういうのって…
一目惚れっていうのかな?
ってそんなことを考えている場合じゃない
灰皿…だよね
とりあえずあたしはカウンターから外へ出て、灰皿が置いてある棚へと案内をした
その途中、ちらちらと彼のほうを見ても、決して顔をあげようとせず、彼はずっと俯いたままだった
少し残念に思いながらも、店の端にある灰皿が置いてある場所へと向かった
「灰皿はこちらになります」
「どうもです…」
そういって彼は、何種類かある灰皿を眺めてそのうちの一つを手にとった
灰皿を買うってことは…煙草を吸うってことだよね?
見た目絶対未成年なのに…
だめじゃん
私、日向 みなみはある雑貨やさんでバイトをしています!
中学からバイトに憧れていて、
高校生になった今、とりあえず近所の雑貨やさんでやろうということで
軽い乗りで面接を受けると、あっさりと採用されてしまいました
想像とは違い、バイトは大変だけどなんとか続けています…
カランカラン
「いらっしゃいませー」
ドキっ
(うわあ…
めちゃめちゃかっこいい
年上…かなあ?)
今入ってきたお客さん
髪は茶色がかった黒
服はジャージにTシャツ
正直ぱっと見、不良…
けど…あたしの心はとてもどきどきしていた
ずっとあたしが見とれていると、彼があたしに近づいて来た…
どきっ
「あのー…」
少し低めの声…
あたしこの声…好きかも
「あっはい!」
「灰皿ってどこにあります?」
見た目とは想像がつかないほど、丁寧な言葉遣い
どきどき
あたしの心は収まることを知らなかった
こういうのって…
一目惚れっていうのかな?
ってそんなことを考えている場合じゃない
灰皿…だよね
とりあえずあたしはカウンターから外へ出て、灰皿が置いてある棚へと案内をした
その途中、ちらちらと彼のほうを見ても、決して顔をあげようとせず、彼はずっと俯いたままだった
少し残念に思いながらも、店の端にある灰皿が置いてある場所へと向かった
「灰皿はこちらになります」
「どうもです…」
そういって彼は、何種類かある灰皿を眺めてそのうちの一つを手にとった
灰皿を買うってことは…煙草を吸うってことだよね?
見た目絶対未成年なのに…
だめじゃん