ユータナジー
それは悲しいカウントダウンのように、1日ずつ減っていく。
あ、1日ずつ減ってくのは普通か。
「高梨くん。」
彼女と付き合ってから、人に声をかけられるのが多くなった気がする。
前は喧嘩ばかりしてるイメージだったらしい。
彼女の方は、あんまり良い影響がないけど。
それでも、彼女は自殺未遂をしなくなった。
それに教師も安心したらしく、俺には何も言わない。
「何?」
「高校行ったらさ?小野塚さんとどうするの?」
三枝は聞いてくる。
「さぁ?」