bitter sweet
「見……見捨てないでって……」
ふと背後に気配を感じ、振り返ると困惑した顔の店員さんが近付いて良いものかとこちらを窺(うかが)っている。
それに気付いた唯は「あっ! おにいさんキャラメル・ラテとショコラケーキ追加ね!」と勝手にオーダーしてしまった。
「……人のメニュー、勝手に決めるかな? もう……」
オーダーされたメニューに惹かれたのも手伝って、仕方なくかたん、とそのまま椅子に深く腰掛ける。
「まぁまぁ。でも、ゆきな、本当もったいないと思うよ?」
「何が?」
テーブルに置かれたお水を一口飲みながら、少々ぶっきらぼうに答える。
「今日の合コン。って言ってもあたしのバイト先の奴なんだけどさ。ゆきなの写メ見せたら、『会わせろ』ってうるさくてさぁ」
ふと背後に気配を感じ、振り返ると困惑した顔の店員さんが近付いて良いものかとこちらを窺(うかが)っている。
それに気付いた唯は「あっ! おにいさんキャラメル・ラテとショコラケーキ追加ね!」と勝手にオーダーしてしまった。
「……人のメニュー、勝手に決めるかな? もう……」
オーダーされたメニューに惹かれたのも手伝って、仕方なくかたん、とそのまま椅子に深く腰掛ける。
「まぁまぁ。でも、ゆきな、本当もったいないと思うよ?」
「何が?」
テーブルに置かれたお水を一口飲みながら、少々ぶっきらぼうに答える。
「今日の合コン。って言ってもあたしのバイト先の奴なんだけどさ。ゆきなの写メ見せたら、『会わせろ』ってうるさくてさぁ」