bitter sweet
∞ 和紗 side ∞
「――……くん」
ん~……。
「……紗くん、和紗くん」
「……あと5分……寝かして……」
ふかふかの布団にくるまり、幸せを堪能してる時やった。
ガンガンガンッ!!
「ぅおわッ!?」
突然俺の耳元で大きな音が鳴り、飛び起きる。
「な……な? 何!?」
幸せな瞬間から現実に戻され、戸惑う俺の前に鍋とお玉を持ったマコトさんが笑いながら立っていた。
「へえ、すごい。本当に飛び起きるんだ」
「マ、マコトさん?」
「コレ一度やってみたかったんだよね。あ、和紗くんおはよう」
「あ、おはようございま……ちゃうくて! なんちゅう起こし方するんすかッ!?」
「あはは、ごめんごめん。でも一発で目が覚めただろ?」
全く悪気なく言われると、怒る気力も失せるもんなんやな。事実、寝起きのかなり悪い俺やのに一発で起きれた。
「さ、顔洗っておいで。パン焼いて待ってるよ」
……マコトさんって意外にお茶目な人やったんやな。つか、これから毎日あんな起こされ方するんかな。
……目覚まし時計持って来るんやったな~。
「――……くん」
ん~……。
「……紗くん、和紗くん」
「……あと5分……寝かして……」
ふかふかの布団にくるまり、幸せを堪能してる時やった。
ガンガンガンッ!!
「ぅおわッ!?」
突然俺の耳元で大きな音が鳴り、飛び起きる。
「な……な? 何!?」
幸せな瞬間から現実に戻され、戸惑う俺の前に鍋とお玉を持ったマコトさんが笑いながら立っていた。
「へえ、すごい。本当に飛び起きるんだ」
「マ、マコトさん?」
「コレ一度やってみたかったんだよね。あ、和紗くんおはよう」
「あ、おはようございま……ちゃうくて! なんちゅう起こし方するんすかッ!?」
「あはは、ごめんごめん。でも一発で目が覚めただろ?」
全く悪気なく言われると、怒る気力も失せるもんなんやな。事実、寝起きのかなり悪い俺やのに一発で起きれた。
「さ、顔洗っておいで。パン焼いて待ってるよ」
……マコトさんって意外にお茶目な人やったんやな。つか、これから毎日あんな起こされ方するんかな。
……目覚まし時計持って来るんやったな~。