人の恋を笑うな
『さあ、早く家に帰って休むんだ。ここからタクシーで帰るといいから』


『はい』


私は社長に支えられて階段をおりた


事務所に入ると社長は


『おい、葵。紹介するよ、俺の嫁さんだ。』


『三国ヶ丘乙女です。よろしくね』


『ええ!奥様!こちらでお世話になってる北野葵です!』


顔を真っ赤にして立ち上がった。その時島田君が事務所に入ってきた


『乙女さん!お久しぶりです。お腹大きくなりましたね』


『こんにちは。もう5ヶ月だもんね』


『ちょっとタクシーひろって乙女乗せてくるから』


『気をつけて。また遊びにきてくださいね』と島田君は私に手を振った


私は二人頭を下げて事務所をでた


『どう?あの子は。パソコンダメみたいね』


『完全にアナログ人間だな。まあ使えない事はない。そろばん習ってたくらいだから』


『あら優秀じゃない。私より使えるわよ、大丈夫』


タクシーが停まり、私は乗った。社長に手を振って私はマンションに帰った


私のうつ状態が治ってから、社長はまた仕事に励んでいる


ひどい時は早く帰ってきて、家で仕事していた


今は夏子が時々様子見にきてくれるので社長も安心している


夏子と隼人さんはまだ一緒に住んでいない。夏子が通い妻してるのだ


来年、落ち着いて夏子の元に隼人さんはいくそうだ


そのため、家は今増築してる最中だ


お正月に隼人さんと、夏子は大阪にいくそうだ。そのかわり、私と社長が実家に帰る


妊娠してから実家に帰ってないから早くこのお腹を見せてあげたい


< 160 / 180 >

この作品をシェア

pagetop