人の恋を笑うな
三国ヶ丘翔太 三ヶ月


体格はよく、根性も座ってる…あまり泣く事がないが、女の子には弱い


なぜなら、ねねさんの双子ちゃん、モナミちゃんとコナミちゃんの前にいくといきなり可愛さをアピールするのだ…


ミルクもよく飲み、私達がご飯を食べてると食べたそうにじっと見ている

社長が遅くなるとすごく泣き、帰るとピタリと泣き止む


夜泣きしない子だから親孝行だけど…しっかりさは父親似、ちゃっかりさは母親似である


実は首もしっかりすわり、ハイハイのスピードも速い


抱っこは大変だかなり重いから


社長でも腕が痛いと言うくらいだ


夏子がお気に入りで、長い髪を引っ張っては嬉しそうに遊ぶ


とにかくうちの坊ちゃまは変わり者なのだ(私である…)


『乙女、翔太もしっかりしてきたし、夏の休暇にハワイいくか?』


『そうね、墓参り終わってからいきますか?』


やっとハワイのお義父さんに会いに行ける


私は楽しみにしていた


私は切れたパスポートを更新しにいった


産婦人科の先生の許可ももらい、少しづつ用意を始める


アブアブと翔太はパスポートをよこせと言う…


私はヤバイと思い、たんすに隠しこんだ


それが気に入らなかったのか、ギャーギャー泣き出した


『ダメに決まってるでしょう!泣いてもダメよ』


叱っても泣き止まない


まだ速いがミルクを飲ませた、が…歯茎で乳首を噛まれて跳び上がった!


しかたなしに、私の古い手帳を渡した。翔太は喜んでびりびりに破き表紙を舐めまくった


やんちゃな坊ちゃまに私はいまかなり振り回された
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