人の恋を笑うな
私があまり連絡しないものだから、茂徳から電話がきた


『仕事大丈夫なのか?忙しい?』


『うん…また違う仕事増えたからね。やり甲斐とかじゃないけど…これで食べていければ我慢できるかな』


『それならいいけど』


ホントの事茂徳に話したかった。打ち明けて愚痴聞いてもらいたかった


でもそれも言えずじまいで話しは終わった



毎日の試写会にも慣れてしまい、私はなんとなく…半分女捨てた気持ちになっていた。社長は相変わらず私の気持ちもわからないで、飴と鞭…


私もM子なのかそれに乗ってしまう。今日も社長の椅子を磨きながら、私は変態となり、匂いをかいでいる


こんな恰好誰にも見せられない!恋した女は変態にもなってしまうのだ
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