人の恋を笑うな
久しぶりに姉妹喧嘩して騒いだせいか、朝までぐっすりだった


『きゃああああ!!!』


夏子の悲鳴で私は跳び起きた!


『何よ、どうしたの?』


『このAVなんなの?女のくせにお姉ちゃんこんなの観てるの?』


しまった!会社の返すの忘れてた…記事で書いた分のAV


『誰か忘れていったかな〜』


『怪しい!ますます怪しい!』


『とりあえず、朝ごはん食べよう。トーストくらいはあるからさ』


気まずい朝食であった。夏子は猫娘のように私を睨む…


『あのさ…その猫娘的顔やめてくんない?』


『お姉ちゃんが隠し事ばかりするからよ。社長がこの部屋持ってきて、一緒に観てるの?』


『馬鹿じゃないの?…ったく』


『仕事はいったい何してるのよ。それだけいったら、社長とできてる事内緒にしたげる』


『仕方ないわね…12月まで黙ってようと思ったのに…私が今してる仕事は、はっきりいって経理よ。これは間違いなし

でももう一つの仕事は、スポーツ新聞のピンク面のアダルトDVD紹介のライターしてる

会社はアダルト業界でもトップ

そこの経理、雑用、ライターしてんの!毎日男にまみれて仕事してんのよ。12月になったら正社員になれるからマンションも引越して話そうとしたの

社長とは何もないわよ。ステキな人だし好きだけど、私なんか振り向いてもらえないだから…』


夏子にしゃべったらスッキリした。まあいつかばれる事だしね
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