第18章

しるし


車のエンジンを止めて深呼吸をした。




美雨に会うのは久しぶりだ


「ハァー…なんか緊張する」






しばらく美雨と連絡が取れなかった。



携帯に出ないほど、嫌われたのかと落ち込んだが由美さんから事情を聞き、二人で呆れ半分に笑った。



何年も使っていた美雨の携帯がとうとう故障した為だった… 


連絡が取れない事を心配した由美さんが、様子を見に部屋へ駆けつけると、
美雨は、のほほ―んとおいしそうにケーキを食べてたそうだ。


そのうち買うよと、のんびりしている美雨を引っ張り出しやっと新しい携帯を手に入れさせたらしい。














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