青
第19章
二人時間
『お待たせ』
「じゃ、行こうか?
美雨大丈夫だった?俺は嬉しいけどー!」
『大丈夫!仕事も一段落したし。私も手伝いたい!
それに新しい雑貨で気に入った物があったら…
ウフフー!』
「あーっ!俺よりそっちがメインかっ?」
『アハハー!そうかも!』
「ちぇーっ…」
『光さーん?もしもしー?拗ねちゃった?
あーぁ、手繋ぎながら歩きたかったのにぃー』
慌てて、手を繋いできた彼が可愛いくて笑ってしまった。
二人でゆっくりとスピカに向かう
今日はスピカに新しい家具や雑貨が届く日だ。
憲ちゃんが言うには、お店をお休みにして飾り付けをする予定だったが、
どうしても外せない仕事が入った為、お店に来れるのが夜になるらしい…
そこで、私にお手伝いの依頼が舞い込んだ。
報酬は好きな雑貨を一つ貰えると聞き、即決で引き受けた。