「美雨は本当によく笑う子だったわ。
可愛くて、明るくて…
みんな可愛がったわ。

一番近くで見ていた西川くんは、当たり前の様に美雨に恋した。

周りがすぐに気付くぐらいに恋をしてたわ…


そこまでは…
良かったんだけど…

段々、美雨を独占したがる様になったの…。」 





『…えっ?』




「美雨に話しかけただけで機嫌が悪くなるようになったわ。男女を問わずにね…

自分以外の人と話すのが嫌だったみたい


美雨も少し困ってた


美雨への仕事の電話も取り次がないで切っちゃう様になってきたから…



ある日、西川くんは美雨に告白したの…。


でも美雨は断ったわ










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