青
「美雨、横に入ってもいい?」
うなずく美雨を確認してから横たわり美雨を抱きしめた。
腕の中で美雨が泣いている
「美雨、俺は…
美雨の過去も
美雨の傷も
全部聞いて…
それでも美雨がいいんだ
美雨じゃなきゃ…
ダメなんだ。
もう、好きなんかじゃ足りなくて…
どうやって伝えたらいいのか分からない程で…
ありきたりだけど
愛してる…
<愛してる>の、
もっと、もっと上があればいいんだけど…
どんな言葉か知らないや…」