あれ?


痛くない……





そっと目を開けると…


私は、守る様に抱き止められていた。




あぁ、


彼が助けてくれたんだ…




ホッとしていたら

もう一度…



今度はキツく抱きしめられた






彼の体温に包まれ、


首筋に彼の息が


優しくあたる。




息が出来ないほど

強く抱きしめられているのに…



なんて心地よいのだろう




彼の体温



彼の香水



彼の腕



彼の呼吸







すべてが 愛しく思える











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