第9章

やさしい時間


光side


(ワンワン!)


今日は公園で待ち合わせをしている。


俺も、ターボも、ソワソワしっぱなしだ…




「…どうした?」 



急にターボが走りだした



「オイ!待てって!」



訳もわからず、ターボを追いかけるが、あまりの速さに着いて行けず…



息を切らしていると、
前方でターボが誰かに
飛び着いていた。



「あっ!美雨!

チクショー!先に美雨に…

むむっ、実はライバル?!」



遠くから、美雨にリードをもたれ嬉しそうにターボが帰ってきた。



そのままコッチに来ると思っていた矢先…



『行こ!ターボくん!』



ビュンと俺を置いて、
ターボと美雨がコースを変えて走りだした…





「むむむーっ!!」










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