青
二人でキッチンに立ち
材料を切りながら
俺は頑張って怒る。
「仕事頑張るのはいい事だけど体壊したらどーすんだよ?
これからは、ちゃんと食べて、ちゃんと寝るって約束な?」
『はーい』
「むむっ?
俺は怒ってるんだぞ?」
『…ん。約束する。』
「よろしい!
じゃ、今から炒めまーす」
『おーなーかーへったー』
「はいはい」
うーん…
さっきから、
美雨が後ろからチョロチョロと覗きこんだり、つまみ食いしたりしている…
その仕草が、ものすごく可愛くて…
やけに近い距離感にドキドキする。
この間、カレーを作った時は俺が後ろから見てたけど…
美雨も今の俺の様に
ドキドキしたのかなぁ?
『光さん、光さん…
焦げてきてますよ?』
「ぐわっ!?」