青
第2章
後ろ姿
光 side
声を…
かける事が出来なかった。
振り向かずに歩いていく
美雨さんは…
泣いている様に見えた。
『どうして…?』
ポツリとつぶやく…
足元に擦り寄ってきたターボも、
何かを感じとったのか…
クゥーンと悲しそうだった。
楽しかったのは、
自分だけだったのだろうか…
もっと一緒に居たいと思ったのも、
オレンジジュースが
すごく美味しく感じたのも…
自分だけだったのだろうか…
声を…
かける事が出来なかった。
振り向かずに歩いていく
美雨さんは…
泣いている様に見えた。
『どうして…?』
ポツリとつぶやく…
足元に擦り寄ってきたターボも、
何かを感じとったのか…
クゥーンと悲しそうだった。
楽しかったのは、
自分だけだったのだろうか…
もっと一緒に居たいと思ったのも、
オレンジジュースが
すごく美味しく感じたのも…
自分だけだったのだろうか…