昨日と同じ様に、
優しい腕の中で目が覚めた


何も聞かず、ずるい私を抱きしめて一緒に眠ってくれた彼に愛しさが込み上げる




まだ眠っている彼にそっと呟く。





「好き…。」






そっと髪を撫で、こめかみにキスをひとつ…






彼の為に朝食を作ろう。






私は気付いていなかった…





部屋を出る時



彼の頬を伝う



その雫に…







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