『お題』ください。短編小説の種になります

赤い『苦』の龍。

青い『楽』の龍。

それに、黄色い『喜』の龍。


「あとは『憂い』か」


カナは一年前に突然目の前に現われたシツモという、『空』の人に、四つの龍の捕獲を依
頼された。

普通に生活をしていたカナに、なんでそんなもんの白羽の矢が立ったのかはわからない。

単に、シツモが地上に降りて来たとき、初めて出くわしてしまっただけ。

とかいう、単純な理由で巻き込まれたのに違いない気はすごくする。

お陰で、昼間会社勤めをしながら、任務を遂行する羽目になった。