『お題』ください。短編小説の種になります
あたしは、とっくにそれを見つけている。

ここからそう遠くない、超低級魔族の巣窟みたいなところに、群生しているゆりに、内包されている。

めしべとして、咲いているのだ。

超低級魔族、というのは、力は強いけれど、知能があまりない。

だから、今のあたしには、簡単に狩れる。

今のあたしは、もう少し格上の、低級間族だって狩れる。

いつでも、ゆりを、好きなだけ摘める。
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