「大キライ」の恋。
3.「決別と決意」
---何だか、原口豪が気になる。
容姿はいい方だと思う。
身長は・・・アタシとあまり変わらない。
(もっと知りたいなぁ)
アタシはこの事を、塔子に話した。
塔子は、驚いていた。
「え??原口君?気になるの??」
「・・・好きとか、そんなんぢゃなくてね。
何か・・・最初のイメージと
ギャップを感じてさ。それで・・・」
「それって(好き)って事なんぢゃないの?」
「ち、違うよ、違う!全っ然!!」
「そだよね、アンタ、地元の子好きだって
言ってたしね♪」
「・・・あの人は、もぉ別に・・・」
そう。
アタシは高校1年の時、
地元の遊び友達の男の子を
好きになった。
すっごい男らしくて、女と全然
つるまない感じの同級生。
なのに、高校1年の時は、良く遊んだ。
お酒飲んだり、夜中遊んだり、
その人の家に行ったり、電話したり・・・。
夜中にアタシの部屋の窓の下に
来て、窓から顔を出して話してた。
お酒飲んで酔っ払ったアタシを
必ず介抱してくれて、
いつも手をつないで家まで
送ってくれてた人。
自分で言うのも変だけど、
「いい感じ」ではあったと思う。
でも、その恋は実らなかった。
ううん、実る前に終わったのかもしれない。
その男の子の友達が、アタシを
好きになってくれて、まさに「三角関係」。
アタシを好きな人は、その人との
関係を保ちたい為に、
アタシと「距離」を取ってしまったんだ。
アタシの気持ちも知らないで・・・
いや、知っていたのかもしれない。
でも、アタシは「友情」に負けたんだ。
でも、アタシはその人の「友達思い」な
所が好きで、惚れたのだから、
諦めざるを得なかった。
-気持ちを伝えないまま、終わった恋-
そんな事を一人思い出していた。
「・・・んな!杏奈ってば!」
塔子がぼーっとしていたアタシを
揺さぶりながら呼ぶ。
「・・・ん、あ、ごめん!」
「もぉ~・・・思い出してたの?」
「・・・ん。」
塔子が切なそうに、そしてちょっと
気まずそうな表情を見せた。
容姿はいい方だと思う。
身長は・・・アタシとあまり変わらない。
(もっと知りたいなぁ)
アタシはこの事を、塔子に話した。
塔子は、驚いていた。
「え??原口君?気になるの??」
「・・・好きとか、そんなんぢゃなくてね。
何か・・・最初のイメージと
ギャップを感じてさ。それで・・・」
「それって(好き)って事なんぢゃないの?」
「ち、違うよ、違う!全っ然!!」
「そだよね、アンタ、地元の子好きだって
言ってたしね♪」
「・・・あの人は、もぉ別に・・・」
そう。
アタシは高校1年の時、
地元の遊び友達の男の子を
好きになった。
すっごい男らしくて、女と全然
つるまない感じの同級生。
なのに、高校1年の時は、良く遊んだ。
お酒飲んだり、夜中遊んだり、
その人の家に行ったり、電話したり・・・。
夜中にアタシの部屋の窓の下に
来て、窓から顔を出して話してた。
お酒飲んで酔っ払ったアタシを
必ず介抱してくれて、
いつも手をつないで家まで
送ってくれてた人。
自分で言うのも変だけど、
「いい感じ」ではあったと思う。
でも、その恋は実らなかった。
ううん、実る前に終わったのかもしれない。
その男の子の友達が、アタシを
好きになってくれて、まさに「三角関係」。
アタシを好きな人は、その人との
関係を保ちたい為に、
アタシと「距離」を取ってしまったんだ。
アタシの気持ちも知らないで・・・
いや、知っていたのかもしれない。
でも、アタシは「友情」に負けたんだ。
でも、アタシはその人の「友達思い」な
所が好きで、惚れたのだから、
諦めざるを得なかった。
-気持ちを伝えないまま、終わった恋-
そんな事を一人思い出していた。
「・・・んな!杏奈ってば!」
塔子がぼーっとしていたアタシを
揺さぶりながら呼ぶ。
「・・・ん、あ、ごめん!」
「もぉ~・・・思い出してたの?」
「・・・ん。」
塔子が切なそうに、そしてちょっと
気まずそうな表情を見せた。