俺を嫌いな君が好き
避けられるようになってから、一ヶ月。


......


俺、泣いちゃうよ?

......

まぁ、俺のせいなんだけどねぇ。


「あっ。青田圭介!」

ん?

女子に名前呼ばれたの久々だなぁ。

声のする方に振り返って見ると

よく、真間寧香と一緒にいる子が立っていた。


......

何なんだろう......

まさか、もう真間寧香に近付くな......とか?


やばい。

そんな事言われたら

絶対に立ち直れない......


でも、真間寧香の友達は

俺の肩をポンッと叩いて

「頑張ってね?」

とだけ言って、行ってしまった。



えっ?

どういう意味?

よく分からないけど......

とりあえず、近付くなとか言われなくて良かった......



ダメだな。

俺......

本気でアイツが好きみたい......
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