女装彼氏。

シャッとカーテンを閉めて
改めてみくの持ってきた服を見る。


そこには今まで着た事のないような
ピンク、赤などのひらひらしたものばかりが
あった。


・・・こんなん着れるかよ・・・



試着するのを躊躇ってるアタシに

『刹ちゃんっ
 まだぁ~?』


急かすみくの声がした。





・・・もういいっ
笑われておしまいでそれでもう帰れる!

なるようになれっ!!!




アタシは目の前にあった赤のワンピースに
手をのばした


『みく!
 ・・・着れた』
< 99 / 146 >

この作品をシェア

pagetop