年下の君に愛されて、、、【長編】
散る涙と波の音 side優衣花
『ん~~♪綺麗~!』
腕をぐーって上に伸ばし伸びをする。
心の中で目の前に広がる景色の感想が
思わず口からこぼれてしまう。
『うるせーよ』
そんな悟の一言で私の言葉と気持ちゎ
バサリと切られてしまう。
『悟は何回も見てるからそんなこと言えるのよ!私は初めてなんだから』
ほんと分かってない!
この目の前に広がる青く澄んだ海に青い空!
綺麗と思わないほうがおかしいと思う。
少し寒いけれど、そんなこと忘れそうなほどに、
目の前に広がる風景に感動する。
『いいなぁ~こんな所に別荘あるなんて』
亜優花がそう目をキラキラさせながら呟いた。
『そぉかな?でも俺もここの風景好きなんだ』
徹くんが言う一言が
私と一緒で嬉しかった。
徹くんもここの風景好きなんだぁ。