年下の君に愛されて、、、【長編】
夕方前に遊びを終えて徹くんと亜優花は買い出しに行った。
行ってらっしゃい。
と手を振り作り笑いの私。
出来れば私が行きたかった。
亜優花じゃなくて私が。
もう一つ。
気づきたくなかった事を
気づいてしまいそうなのが怖いから。
もしかして…の後が怖いから。
『優衣花!やるぞほら!』
二人のもう見えない後ろ姿をじっと見て立ってた私に
悟は次々と道具を渡してくる。
外に出しては中に戻ると
また外に出す作業。
さすがに疲れる…。
結構足に来るゎ。
『はい。これもな』
中に戻った私にまた道具を渡してくる。
『悟も運びなさいよ~』
中で指示ばっかしてる悟にそう言った。
『え~だるいし。』
『なっ!あんたね~』
さすがにイラッとした私は
悟の頬を手でグイッと引っ張った。