年下の君に愛されて、、、【長編】




好きなのはあなただって。

その言葉はどういう意味で聞いたのかな?
私の胸がその一言で埋め尽くされる。


『…いるよ』


聞きたい言葉を抑えてそう言った。


『思い伝えないの?』


伝えれないの。


『難しいかな』



『そうだよね。難しいんだよね』


だから何年も気づかれないんだよ?
難しいんじゃない。
怖くて勇気がなかっただけ。


『だね…』




徹くん好きな人要るんでしょ。
今まで見てたもの行動と言葉で分かっちゃう。

なんて言えないし
聞きたくもなければ気づきたくもなかった。




『優衣花ちゃん良いかな…相談しても』


ねぇ?


なんで私に相談するの?


聞きたくないって私の胸は反応したのよ?
口では言えなかったけど。


ねぇ。



同じ目をして私に話しをしないで。
私の気持ち分かって欲しかった。




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