年下の君に愛されて、、、【長編】
ズサッ―……
足が小さな石につまづいて、
海辺に足から倒れてしまった。
ペタンと座り込んで力が抜けてしまう。
『っ―…』
ポタポタと落ちてくる涙が浜辺の色を少し濃くする。
月明かりで少し明るい。
『っ…なんでよぉ―…』
静かな涙の音が私の胸へと響いて
より虚しくさしてしまう。
涙が海の一部だとしたら少しの悲しみにすぎないと思えるのに
私の心がもう苦しすぎて…
虚しさだけが残ってしまった、、、
【散る涙と波の音 side優衣花】
~end~