年下の君に愛されて、、、【長編】
震えてる声が俺にも聞こえる。
その声を聞いてギュッと締め付けられる胸。
自然に足は前へと動いて近づいてく。
俺がこんな時に居てもいいのか
何ができるのか、支えれるのかなんて
全く自信なんてない。
でも、好きな人が目の前で
優衣花が目の前で肩震わして泣いてるから
そんなの見るのは辛いから、
自分の事なんかより辛いから、
それは俺の勝手かもしれないけど。
『私がっ…悪いの……?好き…だったのに……』
すぐ後ろに居るのに気づかない優衣花。
どれほど傷ついてる?
なんて見てたら分かる。
『もぉ…やだよぉ―…消えたいょ…』
ギュッ―…
“消えたい”そう耳に聞こえた言葉に
俺はまた胸が締め付けられて
体が勝手に優衣花を抱きしめてた。
『えっ……?』