年下の君に愛されて、、、【長編】
俺の腕の中にすっぽり入る優衣花。
背を抜かしてからか優衣花がもっと
女の子に見えてきてた。
『消えたい…なんて言うなよなぁー…』
なんで俺がこんなに辛いのか、
なんで俺が泣きそうなのかはわからない。
でも、優衣花が好きだから
それならはっきり分かるから。
徹兄のことで泣いてる優衣花でも
俺は良いからと思うんだ。
『さ…とる?…なんで……』
『2人…見たんだろ…?』
『うん……』
聞いた言葉に少し間を開けて優衣花はそう頷いた。
『あはっ…私ね?あの2人に…っ…直接…言われてて…相談っ…されて』
無理に笑って答える姿がどこまで傷ついてるもんなのかは
どうやっても俺には分からない。