年下の君に愛されて、、、【長編】




『うん』


少し黙った後優衣花はパッと俺を見上げ


『私…伝えてくる』



そう笑顔で言った。




『で…また泣いちゃうかもだから…』


『だから?』


また俯いた優衣花は目だけを俺にチラっと向け


『悟のとこ泣きに来てもいい…?』


少し眉を下げて見る優衣花にドキッとした。
でもそこは男を見せてクールにだな。


『当たり前だから』


『うん!ありがとう』


不意打ち笑顔にまたやられて
俺は優衣花を抱きしめた。



好きでもない俺に抱きしめられても
嫌かもしんないけど、関係ない。



腕の中に居る優衣花に“好きだ”ってそう心の中でつぶやいた。


離した俺を見てもう一回笑顔を見せて
“言ってくる”そう言って俺を軽く抱きしめた。


『ぉ!…う』





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