年下の君に愛されて、、、【長編】
二度目の告白 side悟
『悟…私……悟が好きなの』
『優衣花…俺も…俺も好きだ』
俺はギュッと優衣花の手を握って
優衣花をゆっくり引き寄せる。
そしてゆっくりー…
『悟!朝よーー!』
ガチャン!
勢い良く開くドアと
勢い良く届いた声は
俺を夢の中から引きずり出した。
『ん~…母さん…?』
『起きた?早くー久しぶりに作ったのよ朝ご飯!』
カーテンをバッと広げて
朝からテンション高い母さん。
『わかったー…』
ガチャン
はぁー……。
母さんが部屋から出ていった後
深いため息が俺の口から零れた。
久しぶりなのはわかった。
いつも遅く帰ってきてるから
寝かせてあげようという徹兄の計らいで
朝ご飯は徹兄が作ってた。