年下の君に愛されて、、、【長編】
でも昨日は早く帰ってきた母さん。
夜から言ってたな
“たまには母親らしいことしなきゃね”
って。家計支えてくれてる時点で
頼もしい母さんだってのに。
だーけど。
あともー少しで…
優衣花と。あと少しで。
まぁ夢だけど…。
最近はよくこういう夢を見るんだ。
優衣花と両想いになる夢。
『俺…相当溜め込んでんだな』
独り言のように呟いて
さっさと着替えてリビングに向かった。
急がないと母さんのことだから
拗ねるだろうしな。
リビングに行くともう徹兄は座って
母さんの手料理を食べてた。
それを嬉しそうに見る母さん。
なんか…いいな。
こういうの…家族って感じがする。