年下の君に愛されて、、、【長編】
ホントの気持ちと壁 side優衣花
『…っ…ぷ…あは、あはは』
『……お前…笑いすぎだろ』
『だって~悟、真剣な顔なのに…お腹っ…』
私はお腹に手を当てて笑うのを押さえようとするんだけど
思い出してしまうとそんなの無理で
つい笑い声が漏れてしまう。
『もういいだろ~俺だって好きでしたわけじゃねぇよ…』
『わかってるよー。悟らしいっていうか、告白の時にお腹鳴るなんてっ…』
わかってるんだけどつい笑いがね…止まらない。
『お前酷い…俺の告白笑うとか』
口元を手で隠しながら下を向き悟はそう言い拗ねてしまう。
耳まで真っ赤にして相当恥ずかしかったのかな。
『ごめんごめん、もう笑わないよ』
『……やだ、許さねー』
チラッと私を見た後、顔を背けてそう一言。
そんな子供っぽいところが少しキュンとしたりする。
誰も帰っていない私の部屋に悟はズカズカと
当たり前に入って行って“ご飯!”とそう言い座る。