年下の君に愛されて、、、【長編】
『うめぇ、お前料理下手そうだったのに』
なんて冗談かましてる悟
こんなに強いのに私は直球でくる悟に対して
見送って受け止めもしない。
『…なぁ…なんかあった?』
『へ?』
『優衣花の事なんてすぐ分かる』
分かるか…
本当はね、今すぐにでもこのモヤモヤを思いっきり
ぶつけてスッキリしたい
『はー…こっち見て優衣花』
持ってた箸をテーブルに置き、私を見る悟に私は目を逸らしてしまう
『逸らすなよ』
だってまっすぐ見られたら
私の気持ちが伝わりそうで怖い…
なんて言えないから見ては逸らしての繰り返し
『さっきから何一人で考えてんの』
『何もないよ?』
『本当の事言えよ』
言えるわけないじゃん
“悟の気持ちを受け入れてしまうのが怖い”
なんて
“好きになるのが怖い”
なんて