年下の君に愛されて、、、【長編】
その日は一日中
どうしたらいいか、どこ行くべきか
ずっと悩んでた。帰り道もずっと考えてて
気づいたらマンションに着いてたぐらい。
エレベーターであがって自分の家に向かう足がピタリと止まった。
ドアに寄りかかってる悟
ドキッと反応する心臓が本当に悟の事をって確信する。
『悟?』
『あ、おっせぇよ優衣花』
ニッて笑いながら私の名前を呼ぶ悟に
また不覚にもドキッとしてしまった。
徹くんを好きだった時の気持ちとは少し違う。
弟みたいが当たり前だったのに、
今は自分の知らない自分が悟に対してドキッとして落ち着かない。
『ど、どうしたの?』
『日曜のこと今日決めちまおうて思ってさ』
『あ、そっか、だね』
駄目だ…
顔見れないよ~
あれ…私
どんな感じで悟としゃべってたんだろ…
『どした?なんか変だぞ』