年下の君に愛されて、、、【長編】



俯いてる私を下から覗き込む悟
いきなり目の前に現れた顔に赤くなってテンパってしまい
固まる私。


『顔赤いぞ?熱?』


そう聞いてくる悟に“わかんない、大丈夫大丈夫”そう言って
なんとかスルーさせようと必死。

なんか大変だー…。

悟を家に入れ、明後日の事を打ち合わせ…
でも私は何も、どこ行く?とも聞けずほとんど悟が考えてた感じ。


『なぁ優衣花?今日メールくれたのさ、気ぃつかった?』


『え?』


いきなりの質問に少しびっくりして聞き返す。


『前に俺、幼なじみの関係で良いからって言ったじゃん?』


『あ…違うよ?ただ暇だったの、うん!』


とっさの嘘。
私必死だなー…。


『そか、なら良かった。気にすんなよ?俺平気だし』


そう言うけど…見ちゃったもん。
その日に悟が悲しそうな顔してたこと
“好きになれよ”なんて言ってたことも。

だから尚更、今になって自分の気持ち伝えるのが怖くて
恥ずかしくて出来ない。
だって調子良いとか思われたくないし?


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