年下の君に愛されて、、、【長編】
『悟くんお待たせ~ほんとこの子ったら、ちんたらちんたら』
『もういいから!お母さん仕事間に合わないよ?』
話しをそらす為
仕事の話しを出してさっさと戻らす
『そうなの!日曜日まで出勤とか有り得ないわよ~、お母さんもデートしたいわぁ』
デ!デート!?
『デートぢゃないから!』
悟に赤くなった顔をバレないようにお母さんの背中を押し
必死に部屋の中に戻す。
『行ってくるから!』
強引にドアを閉め
悟に
『ごめん…なんか』
そう言った
悟は笑いながら頷いてたけど
バレてないよね?って不安な私。
映画に向かってる時も
映画を見てる時も
悟は普通だったけど内心気づいたかもしれない
そう思うと緊張しっぱなしだった。
少し怖かった。
悟は普通にしゃべってくれるから私だけ一人
こんなにって思って少し悲しくもなった。
『優衣花!駄目だ…早く作って』
ソファーにドスッと座ってTVをつけて寛ぐ。